藤のツルがあるのは風情があっていいのですが、放置しておいては、周りの木に次々とからんでいって、枯らしてしまいます。公園という場所柄、ある程度のコントロールは必要。
古河公方さんが、ここに館を構えたのは、1455年のことです。
当時から、この林には、フジが多かったらしく、館は、”藤御殿”の別名があったそうです。
現在でも、藤の巨木が、多く目立ちます。
この写真の真ん中にあるのも、藤です。木じゃないですからね。
そうそう、こういう林の中の藤たちも、五月にはちゃんと花を咲かせていますからね。
藤棚の藤も美しいですが、せっかくですから、季節がやってきたら天然の藤を見上げてみましょう。
こういうところが、古河総合公園の持ち味ってもんです。
(岩堀康幸)

